朝鮮風炉になってましたよ

久しぶりの茶道お稽古日記、更新。

前回は、たしか「一服いかが会」の報告やらが間に挟まっていて・・・
「初風炉」で、風炉に切り替わったばかりのときだったので“道安風炉”。

暑さが厳しくなるにつれ、火の懐がお客様に見えにくいような(少しでも暑さを忘れてもらおうという配慮かな)風炉になります。

という、こちらが、
●“朝鮮風炉”

CIMG7608.jpg

五徳を使わずにお釜と風炉が重なっていて、
前方の窓(?)からしか火が見えないようになっている。


●今回は秋に行われるお茶会の練習も兼ねて、長板に諸飾り。

CIMG7619.jpg


●長板には、“杓立て”に柄杓と立ち火箸。蓋置きを仕込んだ“建水”も用意されている。
そのため、お茶碗と薄茶器の運びではじまる(薄茶の場合)

CIMG7633.jpg


●水指に描かれているのは“花鳥紋”。蓋裏の模様も涼しげ。
形は中央がくびれた“瓢形”ビョウガタ(瓢箪形・ヒョウタン)。

俳句で“瓢箪”は秋の季語だけど、残暑に合う(まだ酷暑だけど!)
素敵な取り合わせの水差しだと思う。
建水の中にチラっと見えるのは、ガラスの蓋置き。
この時期にこういう道具選びをなさる先生のセンスが好き。

CIMG7629.jpg


●床の間の掛軸はこちら

CIMG7602.jpg
「雲悠々水せんせん」くもゆうゆうみずせんせん (“せん”は当用漢字にない)


●お花は“宗旦木槿”(ソウタンムクゲ)と“矢羽薄”(ヤバネススキ)

CIMG7606.jpg

“白花で底の紅のものを宗旦木槿とよばれる” と、
「四季の茶花」(発行元:茶と美舎)に記されているので、
たぶん、千宗旦(少庵の息子・利休の孫)が好んだ木槿のことをそう名付けたのだろう。


●柱に掛かった花入れの籠をよーく見ると、何かの形に似ていませんか?

CIMG7605.jpg


そう、蝉!!!

この花入れの籠の名前は、ズバリそのまま「蝉籠」
花入れの籠は、その季節、昔の生活をよく表して見立てて作られたものと出逢える。
“江の島さざえ籠”だったり・・・(あと、忘れた)

床の間の花は、花の種類や活け方だけでなく、花入れも大きな見どころのひとつ。
焼物なら窯元は?形は?
竹の花入れなら、寸切り、一重切り、二重切り、稲塚、どなたかの手作りで由来がある…etc


●道具組やお花などからも、用意なさった方の想いや心遣いを読みとろう考える。
その作業は、私にはとても面白く、茶道の魅力のひとつである。

素晴らしい細工の施された道具、名のある方の銘の入った道具、名物~ 
そういう貴重なお道具に巡り合えた時はもちろん嬉しいし興奮するけれど、
飾らない日常使いの中での心配りのあるお席に入れると、ほんわかと温かい気持ちになる。

・・・なんて、偉そうなことを言っているけれど、ぶっちゃけちゃうと自分で道具は、
茶筅と茶杓、お茶碗数個(友人がくださった)、工芸品の棗、位しかもっていない。

これから揃えていきたいか?と言われたら、そうでもないし。
茶道の先生になったら別だけど、お道具を“所有したい”欲はあまりなく、
自宅で気持ちよくお茶が飲めて、時々どなたかにお茶を差し上げるときに困らないという、
最低限のものがあればそれでいいと今は思っている。

所有するより、経験を重ねたい。


●最後に・・・この日の主菓子は“ふくべ”でした。
瓢箪しばりのお席ww

CIMG7614.jpg

関連記事

コメント

非公開コメント