ケーブルカー運休日に大山登山


山登りの話題に触れると、程度の差こそあれ、どの世代の人からもひとつや二つ、
思い出話を聞くことができている。
私も両親が海より山好きなこともあって、幼いころの思い出は、
どこかの山で過ごしたものが多い。
海より山派!と迷わず言えるのは、そのような家族との思い出があるからだろう。

「どこか好きな山とか、登ったことある山とか、オススメとかあります?」と聞くと、
よく名前が挙がる山のひとつに丹沢の「大山」があった。
団塊の世代のおばさまからもよく聞く山で、
「景色が綺麗よ」「ケーブルカーで途中までいけるのよ」「結構キツイわよ」
「お豆腐が美味しいのよね」「近くに温泉なんかもあるのよ」…
と、ガイドブックやネットで調べるよりも実感のこもった声を聞くことができた。
高尾山のように整備された観光地としても賑わう登りやすい山なんだろうなぁという印象のままに、「次の週末は大山に登りたい」と提案することとなった。

今回も車で向かい、ケーブルカー乗り場付近のパーキングに駐車した。
(市営第2駐車場は満車で民間駐車場に停めた。料金は同じく千円)

IMG_4408.jpg

大山ケーブルバス停 → こま参道(土産物屋さんが並ぶ) → ケーブルカー乗場 
までは、ケーブルーカーに乗る乗らないにかかわらず、みんなが通るコース。
そこから、ケーブルカーには乗らずに時計回りに
女坂 〜 大山寺 〜 阿夫利神社下社 〜 16丁目…25丁目 〜 阿夫利神社(頂上)
〜 見晴台 〜 二重神社 〜 阿夫利神社下社 〜 男坂 〜 大山ケーブルカー乗場
と一周することとした。

人気の山に日曜日に行くため混雑は覚悟だったけれど、
偶然にもケーブルカーの運休日であることがわかっていて、
登山者は普段より少ないかな?ラッキーと思いながら臨んだ。
それでも賑わっていた。

ケーブルカー看板


ロープーウェイ乗場までの土産物屋が並ぶ「こま参道」の階段を登っているときから、
すでに汗だくだくで、足がいつもより重く、なかなか前に進めない。
歩き始めだからだな、体が慣れるまでは我慢我慢…と思いつつ歩いていたが、
今回はなぜか体が軽くなることなく、終始脚に力が入らず辛い登山となった。
その原因は今振り返ると、
朝から登山に十分なエネルギーを摂っていなかったためのシャリバテ、睡眠不足、
カップラーメンやお茶するために2Lの水を余計に背負っていたこと。
軽く風邪をひいていたようだったことが考えられた。
山登りに気持ちが少し慣れてきたから、油断があったのかもしれない。

女坂 

参道を抜け、女坂と男坂の分かれ道。
行きに大山寺に寄りたかったので、左の道「女坂」を歩んだ。

大山寺登り階段

大山寺に着いたと思ったら、どこまでも続きそうな一直線の階段が出現した。
気持ちが一瞬萎えたけれど、登りきることができた。

 大山寺

その階段を上がった正面に「大山寺」の本堂がある。
お参り前に両手と口を清めたのだけれど、水が冷たくて気持ち良く、
このまま水浴びをしたい衝動にかられる…

お参りを済ませ休憩をちょくちょくとりながら30分位で阿夫利神社下社に到着。
コースタイムよりもかなり時間がかかった。

阿夫利神社下社1 

阿夫利神社下社は階段も建物も綺麗に整備されている。
数年前に登ったといい、その変わりぶりに驚いた様子でいた。

阿夫利神社下社2

阿夫利神社下社からさらに進み、頂上を目指す登山道。

阿夫利神社下社からすぐ

大山の頂上<1,252m>が28丁目となり、途中の16丁目で少し休憩をとる。
下から頂上まで「〜丁目」と表記されている山は初めて。
「〜合目」ではないのは、どうしてだろう?

十六丁目

さらに進み、

 頂上途中

やっと頂上<1,252m>に到着。
駐車場が標高310mなので、942m登ってきたことになる。
頂上に近づくにつれ、空気がひんやり湿度も低いよう感じた。
いい天気なら富士山が見えるらしいのだけど、雲がもくもく霧もでていて真っ白。
残念ながら何も見えなかった。
お昼時で、頂上の売店には人が列をなしていた。

頂上 

高尾山のときと同様、頂上付近はお昼をとっている人が多く、
御手洗だけ済ませて下山することにした。
頂上でも水洗式の清潔な御手洗で、さすが大山と思った。

お昼は見晴台まで下山して、そこでとることにした。
その途中、ところどころで眺めの良いスポットがある。

下山途中

頂上から50分位で見晴台に到着。
お昼ご飯のカップラーメンを食べるため、バーナーで湯を沸かす。
火力が強くて思いの外お湯が早く沸騰したが、ブウォ〜と音の大きさにびっくりした。
2Lの水はここで使ったのだけれど、あまりにも普段より足取りが重い私を見かねて、バーナーなど他の道具一式に加えて、登り途中で水を持ってくれていた。ありがたや。
背負う重さで歩む速度がこんなに変わるんだ…と実感した。
寝袋背負って登山とか、今の状態でトライできるのだろうか…と自分に少しがっかりしてしまった。

見晴台から2 

昼休憩をとり、見晴台から阿夫利神社下社へ向けてスタート。
お腹も満たされ元気もでてきた。

見晴台から3

ゆっくりと、30分弱で阿夫利神社下社へ到着。
行きに通ったところなので、そのままスルーし、帰りは「男坂」を通って下山。
男坂は高さのある岩や石の階段が続く。
普段の登山では筋肉痛にならない脹脛が翌日そうなったのは、
男坂が効いたせいだ…と思っている。

男坂、女坂分岐

およそ6時間の山登りがおわり、
帰り途中の「こま参道」で”おとうふソフト”を食べ歩いた。
ソフトクリーム食べながら歩くためにここの参道はあるんじゃないの?と思うほどに、
そうするのにピッタリな帰り道。
豆腐料理のお店も並び、今度はお食事もしたいなぁと思ったり。

頂上の売店で手に入れた登頂記念のピンバッチ(下)に加えて、
こま参道の土産物屋オリジナルというピンバッチ(上)を購入した。
他のピンバッチと並べてみると、彫りが深くこだわって作られているように見える。

大山ピンバッチ


その後、お決まりの温泉へ。
秦野天然温泉さざんか という温泉施設で入浴した。

今回の登山は体調や準備が万全でなかったようで、自分で思うように歩けなかった。
「慣れてきたからって慢心してはいかんぜよ。油断禁物!」と、
山に言われているような気分になった。
来週末は休息日にしよう。


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