梅雨のお茶席 

6月半ばのこと。親友Hとランチして、その向かいにある公園を散歩すると、池の近くに茶室があるのを知った。親友はわかりきった様に「行ってみようか?」と言葉をかけてくれた。お茶室に近づくと、「市民なごみ茶会」の看板がある。遠くから様子を伺っていると、ひょこっと下足番らしき着物姿の女性がオレンジ色の袱紗をつけて、どうぞ~とにこやかにお声をかけてくれた。「通りがかっただけなんですけど…」と言いつつも、入りたい...

備忘録・茶

もうこれで風炉はおしまいというとき、中置き通常なら風炉が左、水指が右にあるが、もう炉に切り替わるような寒い時期、お客様にできるだけ温かな火を近づけようと風炉は中央寄りに置かれる(中置き)。そうすると、いつもつかう形の水指ではバランスよく、あるべき空間に置けないから、筒のような形でコンパクトな底面積の長水差しを左に置く。薄茶器は、竹そのままの風情をいかした、かたちは金輪寺。松の蒔絵が描かれている。茶...

残暑お見舞い

肺の奥までむわっと焼けるような空気が入り込む、そんな酷暑が続きますが、みなさま、いかがお過ごしでしょう?暦の上では、残暑なんですね...。水分しっかりとって熱中症予防!と、家の冷蔵庫には喉を潤す水だしの番茶や麦茶を常備。それから●水点ての抹茶●抹茶ラテそんなものばかり毎日つくって飲んでいます。抹茶だと、茶殻がでないから後始末がラクなのもいいです。抹茶茶碗ではないフリーボウルだと、牛乳いれたり抵抗なく...

【4】畠山記念館・沙那庵と新座敷 @研究茶会レポ

明月軒の畳付きの縁側(東北二方)からみえる “沙那庵”外にでて、正面左手から・・・近づいて右手から建築中の現場を、畠山即翁が監督するための休憩所としてまっさきに作られたのが沙那庵。その熱意がすごいですが、施主さんに休憩所つきで現場を監督されながら施工する職人さんたちは緊張感たっぷりだったんだろうなぁと(笑)中は、草庵風のごく侘びたつくりとのこと大寄せの場合は、こんな風に客は土間に腰掛けてつかわれたら...

【3】畠山記念館・翠庵 @研究茶会レポ

三畳台目のお茶室 “翠庵” に備えられた風炉と床の間最初に目に入るのは鮮やかな朱塗りで統一された柄杓と風炉の敷板、花入れの敷板。朱色の柄杓も始めて拝見したので、何かおめでたい事が?!と思っていたが、今回はI先生の米寿のお祝いもかねた勉強茶会だとご挨拶で伺いなるほど~と納得。というか、畠山記念館を会場に幹事さんが選ばれたのも、大いに関係しているようだ。庭園奥にある浄楽亭の扁額は、“米寿”を迎えた畠山即翁...